ダイナースを持つとプライベート・バンキングサービスを受けられる

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ダイナースクラブカードの運営が三井住友信託銀行の傘下に入ったことによって大きく変わった点があります。

ほとんどのサービスは以前からあるものを引き継いでいるのですが、新しく追加されたものです。

それは、ダイナースクラブカードを持っていると富裕層向けに総合的に資産管理をアドバイスを行うプライベート・バンキング(private banking)サービスを受けられるようになったことです。ダイナースのプライベート・バンキングサービスは「ファイナンシャル・コンシェルジュサービス」と呼ばれています。

普通の営業とプライベートバンキングは何が違うのか

金融機関との接点は営業員を通して行われます。銀行の窓口や証券会社の窓口、投資信託の勧誘、証券会社の株・債券・投資信託の販売、保険の販売、すべて営業員がいます。

彼ら彼女たちの仕事はリテール営業と呼ばれています。

それとプライベート・バンキングを担当している営業員は何が違うかと言えば、プライベート・バンキングを行っている部署のほうが花形と言える点でしょう。

まず金融機関はリテール営業として新卒募集を行っており、リテール営業として入社したらまずは投資信託の販売、株・債券の販売、保険の販売で下積みを行います。

そしてその中で特に優秀だと判断されたリテール営業の人達を、プライベート・バンキングを行っている部署に異動させるのが一般的なキャリアです。

リテール営業の世界ではプライベート・バンキングの部署は法人営業と同レベルくらいで花形だと言えます。だからプライベート・バンキングの相談に乗ってくれる営業の人達はそれなりに優秀なので、普通の営業よりは高い質が期待できます。

プライベート「バンク」とプライベート「バンキング」の違い

プライベート「バンク」というのはかなり特殊な概念で、いわゆるスイス銀行と呼ばれているものが代表格です。実際にはスイス銀行と呼ばれる銀行が存在しているわけではなく、スイスにある複数のプライベートバンクを総称してスイス銀行と呼んでいます。

これは私達が普段からイメージしている銀行とは違って、未来永劫お金を預かることだけを目的とした会社と見ていいです。しかも一般的な会社ではなく、同族経営でファミリーで行っている会社です。

プライベートバンクでは預かったお金を運用するといったことはほぼやりません。だから預かってもらうための手数料をプライベートバンクに支払って、プライベートバンクを運営している人達はその手数料で生活しているわけです。

プライベートバンクは、国内の政府が信用できないとか、国内にお金を置いておけないような政治的に不安定な国の富裕層が利用するものです。それこそいつか他国に移住、亡命をしてもかまわないと腹をくくっている人が生活資金を絶対に確保しておくということで利用するものです。

一方でプライベート・「バンキング」というのは富裕層向けの金融相談サービスくらいの意味です。これはかなり一般的だと言えます。プライベートバンクみたいに特殊で異様なものではありません。

日本の銀行証券も、UBSなど外資系の銀行などもプライベート・バンキング業務をやっています。一般人がふらっと本店を訪れれば普通に相談できるものです。

しかも日本国内で金融庁監督下にあるので安心です。

プライベート・バンキングは大金持ちでなくともちょっとお金に余裕があるサラリーマンなら十分相談できるレベルと言えます。

信託銀行と、銀行証券保険会社の富裕層向け相談とは何が違うか

信託銀行は都銀や地銀などと差別化を行い、住み分けを行うために富裕層を対象にしてきた歴史があります。都銀は急行が停まるような駅なら支店があるようにほぼどこでも支店があります。ですが信託銀行はかなり大きな駅でないと支店すらありません。

またふらっと立ち寄って口座を作りたいといっても万人に開かせていない時代もありました。

今は信託銀行業界は生き残りをかけて顧客獲得競争をしているので、口座が作りやすくなっているといえますが、以前は富裕層以外お断りの時代もあったようです。

だから自然と信託銀行というのは1口座あたりの平均預金高が高くなっています。支店の数を絞り、富裕層に特化することで都銀や地銀との差別化を図ってきたと言えます。

そして信託銀行の業務内容も富裕層に親和的なものがそろっています。

次の画像をみてください。これはダイナースのファイナンシャルコンシェルジュサービスの説明画像です。

資産運用、不動産、資産事業承継の画像

信託銀行というのは自らの自己資金の運用をしていたり、年金などの受託資産の運用を行っていたりなど運用商品のラインナップはかなり優秀だと言えます。また不動産信託を行っているのも特徴であり、不動産鑑定士の資格を持っている人が多く居ます。実際に不動産鑑定士を持って独立している人達は、新卒で信託銀行に入ってその後名前が売れてから独立した人達なのです。また信託銀行

普通銀行との違い

ここで言う普通銀行とは都銀や地銀などの信託銀行以外の私達がよく目にする銀行のことです。普通銀行は預金商品と投資信託くらいしか商品ラインナップがありません。また不動産については抵当権の設定についてはプロですが、不動産を預かって運用するといったことは都銀でさえも期待できません。

特に銀行は個人投資家に対して株式については扱えないので、株での運用も選択肢の1つに入れているなら証券会社の方が良いです。

そして相続関連の相談を考えているならなおさら信託銀行の方が良いと言えます。

普通銀行は街中に多くありますし口座も作りやすいのでアクセスはよく使い勝手もいいですが、込み入った相談をするにはあまり向かないと思っています。

証券会社との違い

証券会社は扱ってる金融商品の多さは最も多いレベルだと言えるでしょう。よって金融商品への投資運用を考えているなら証券会社のプライベート・バンキングがおすすめです。ただし証券会社は不動産の証券化はそこそこですが、不動産そのものの運用はほぼ無力といっていいてので、所有している土地の活用維持を考えるなら信託銀行一択でしょう。

保険会社との違い

保険会社は銀行証券に比べるとまた一段と守備範囲が狭くなります。保険会社はさらに生命保険と損害保険と第三分野でわかれており、様々な分野に対応したトータルでの資産相談は保険会社では難しいでしょう。

信託銀行のプライベート・バンキングは守備範囲が広く総合度が高い

このように信託銀行の強みは守備範囲の広さだと言えます。

本来信託銀行の業務が始まった「証券代行」という、名義書換や株主に対する配当金通知などの業務は株式の相続や生前贈与において信託銀行が有利です。

また証券だけでなく「不動産」を預かって運用してもらえるのも信託銀行ならではと言えます。

またそもそも信託銀行というのは住み分けとして富裕層向けを主な顧客として成長してきたのでプライベート・バンキングは数ある金融機関の中でも信託銀行が一歩先を行っていると言えます。

自社株式の生前贈与、収益不動産の保有形態、二次相続、医院の第三者承継

とはいってもプライベート・バンキング業務においては金融機関ごとに得手不得手があるのも確かです。

単なる余剰金の資産運用なら外資系銀行か証券会社のプライベート・バンキングのほうがいいと思います。

信託銀行ならではというのなら、私は「不動産」と「遺言・相続」の相談は信託銀行にすることをおすすめします。特に遺言信託というのは信託銀行の筆頭とも言える稼ぎ頭の分野であり、信託銀行は特に注力しているので得意中の得意分野と言えるでしょう。次に不動産についても独立系の不動産鑑定士に相談する手もありますが、独立系だと廃業してしまうリスクもあるので、ある程度多くの従業員をかかえて組織だって動いていて永続性がある信託銀行の方が安心です。

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