情報セキュリティマネジメント試験の難易度・参考書・勉強法と評価

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情報セキュリティマネジメント試験の第1回が終わり、合格証書も届いて次期試験の参考書も出揃ってきた頃なので情報セキュリティマネジメント試験とはなんたるものかという「実態」をまとめておこうと思います。

資格というのは形式的なことより実態が重要です。特に資格予備校のパンフレットではメリットばかりを取り上げているので全く参考になりません。

受験する資格を選ぼうとしている人の疑問は、「その資格役立つの?」これだけです。

その資格に合格するとはどういうことか、社会からどう評価されているか、お金に結びつくのか。メリットだけを強調して甘い評価は誰でもできるので、私は特に手厳しく評価していきたいと思っています。

試験日 試験のチャンスは年2回

情報セキュリティマネジメント試験のチャンスは年2回、4月と10月の第3日曜日です。

第一回目は2016年4月17日でした。第二回は10月16日です。

申し込みは個人の場合、ネットからクレカを使って申し込むのが普通です。ペイジーでもいいのですが手数料がかかります。

個人のネット申し込みは8月19日20時までです。

情報処理技術者試験は試験種が非常に多くありどれを受けようか直前まで迷っている人が多いです。だから直前申し込みが多くとても混雑します。18日夜までに終わらせておくのが無難です。

合格証書が届くのは合格発表から約2週間

合格証書は合格発表日から約2週間後です。ぴったり2週間後と決まっているわけではなくそのときどきによって前後します。特にその時期に経産相が変わったりすると時間がかかります。合格証書は賞状のような形式をとった以下の様なものです。sg-2016-04

そして合格証書と合格証は違います。上の画像のような合格証書は公的な証明として使えません。民間企業では職場にこのようなもののコピーを提出すれば受験料を負担してくれるのが普通ですが、国家試験の免除のようなときにはこの合格証書は使えません。

またこの合格証書は再発行されません。なくしたりしないようにしましょう。

一方で公的証明書である合格証は申請すれば何通でも発行してくれます。ただし有料です。

絶対評価の試験だから周りのレベルは関係ない

情報セキュリティマネジメント試験も他の情報処理技術者試験と同じで、周りのレベルは関係ない絶対評価の試験です。周りが全員優秀なら合格率100%もあり得ます。また合格率0%もあり得ます。

出来具合によって配点を変えているかとは思いますが、他の難関試験にくらべたらそこまで配点をいじったりしないでしょう。

6割とれば合格なのでとにかく6割取りさえすれば必ず受かります。

1回目の試験の受験層はベテランだらけ 本来は初級者向け

1回目の試験は明らかに情報処理技術者試験マニアの受験好きが殺到していました。高すぎる平均点、高すぎる合格率。情報セキュリティマネジメント試験が想定していなかった層が受けにきてしまいました。

でもこれは1回目だけだと思います。2回目からはIT初心者向けの普通の試験になるでしょう。

だからこんなに高い点数取れないと悲観的になる必要はありません。先程も書きましたが6割取れれば十分なんです。

理系で情報を勉強している人には物足りない どちらかというと社会人向けの業務系試験

情報セキュリティマネジメント試験は理論的な問題はほとんどでません。午前試験に算数レベルのが数問程度です。文章を理解できるかどうかの試験だと言えます。

だから「テクノロジ」分野からはほとんどでません。理系でアルゴリズムとデータ構造、離散数学、計算論、オートマトン、論理回路、暗号理論、プログラム検証、ソフトウェア工学(デザインパターン)、コンピュータアーキテクチャなどをしっかりやってる人からすると本当に拍子抜けする試験だと思います。

情報セキュリティマネジメント試験はどちらかというと「マネジメント」分野からの出題が多いので、経営学を大学の授業で取ったり、公務員試験の選択で経営学をやったり、または公認会計士試験の選択科目で経営学を選択している人のほうが有利かもしれません。

この図のように情報セキュリティマネジメント試験はITを利用する側の人を想定しているので、ITベンダーなどの専門家ではなくユーザー企業にいる一般的な社会人を想定しています。

情報セキュリティマネジメント試験に受かったからといってその道の専門家になれるわけではありません。情報セキュリティマネジメント試験に受かると、「少なくともIT音痴ではない」とみなしてもらえるようになります。システムIDの申請受付など、ITが少しでも関わる雑務を任せても大丈夫だろうという評価になる試験です。

sg-level

参考書

第1回の試験が終わったこともあって参考書が出揃ってきました。私は情報処理技術者試験でまじめに参考書や問題集を作っているのはアイテックだけだと思っています。他の本は「情報処理技術者試験という試験制度にあやかって参考書や問題集で儲けられればいい」程度の認識で、とりあえず本を出しておけばそれなりに売れるだろう程度の作り方しかしていません。

読む人が読めばわかります。

ということで積極的採用というより、消去法でアイテック本しかないのが現状と言えるでしょう。

やはりアイテックの本は高いので、参考書を買わずに問題集だけでも十分だと私は思っています。

過去問題集

私は「過去」問題集での勉強をすすめているので、「予想」問題集はおすすめしたくないのですが、今回アイテックから出た問題集は過去問題集と予想問題集が一緒になっています。

ページ数的にはほとんどが予想問題集で、過去問題集は最後の第六部にのってるだけのようです。まだ1回しか試験が実施されていないため、過去問題集だけだと薄っぺらい本になってしまうので予想問題をメインにしたのでしょう。

今後実施回数が重なるにつれて自然と過去問比率が高くなっていって、5回分もたまれば過去問題集と予想問題集が分離されて出版されるかもしれません。

試験会場は住んでる場所よりアクセスしやすい場所

高度試験と応用情報の合同開催のことが多いです。また応用情報と情報セキュリティマネジメントも合同開催のことが多いです。

都内中心部に住んでるなら駒場や青山学院大学になるでしょう。

自由が丘のように山手線の駅から10分以上離れているところだと東京都市大も応用情報と情報セキュリティマネジメントの試験会場になっています。

あと例えば神奈川に住んでるからといって試験地として横浜や神奈川を指定すると、とんでもない田舎の会場に飛ばされてしまうことがあります。特に試験会場になりえる大学が多い相模原のほうになってしまうと遠すぎるという人もいるでしょう。これは他の県でも同様です。都内に行きやすいなら「東京」を選択しておくのが最も試験会場のハズレがないでしょう。実はこの「東京」は都下も範囲に入っています。特別区~立川くらいまでが「東京」の範囲に入っているので、そのあたりにアクセスしやすい人なら「東京」にしておけば問題ないでしょう。

合格するとIT系業務に回されてしまう恐れあり 合格してもそれをエントリーシートに書いたり職場に伝えるのは慎重に

合格すると受験料を負担してくれる職場が多いと思います。でもそれを仮に申請してしまうと、人事担当に「この人は情報セキュリティマネジメント試験に合格している」と知られてしまうことにもなります。

せっかく商社に入ったのにITシステムをやらせるとか、広告代理店に入ったのにシステム担当になってしまうのが嫌な人もいるでしょう。世間一般からすると、ITパスポートや情報セキュリティマネジメントに受かってるだけでも「ITに知っている人」という評価になってしまいます。

もしあなたがIT部門に行きたくなかったり、部署の中で持ち回りしているIT担当者になりたくない場合は情報処理技術者試験のようにIT系資格を持っていることを申告しないほうが得策です。

どんな部署に行きたいか、どんな業務をやりたいかは人それぞれですから、申告する資格をキャリアパスと結び付けられてしまうのが得なのか損なのかをよく考えてから職場に申告しましょう。受験料はたったの5700円ですから、本望でない業務をやらされるくらいなら5700円の受験料がおりなくてもまったく問題ないレベルだと言えます。

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