平成21年度 人文科学 国税専門官

問題

第一次世界大戦前後の世界に関する記述として最も妥当なのはどれか。

1 サライェヴォ事件を契機にオーストリアがセルビアに宣戦布告をすると,ロシアがオーストリアを,ドイツがセルビアを支持して戦争に加わった。また,イギリスとフランスもドイツに宣戦したことから,戦争の規模は一挙に拡大して第一次世界大戦となった。

2 第一次世界大戦が始まると,日本は日英同盟を理由にドイツに宣戦し,中国の山東省に出兵してドイツ租借地を占領した。その後,袁世凱政権に対し,山東省におけるドイツ権益の継承などを内容とする二十一か条の要求を突き付け,その大半を認めさせた。

3 ロシアでは,第一次世界大戦中に労働者や兵士による十一月革命が起こって帝政が崩壊し,臨時政府が発足した。臨時政府は,戦争継続に反対するレーニンを首相に任命して休戦するとともに,大地主の土地を没収して農民に分配するなど,社会主義革命を推し進めた。

4 4年余にわたった第一次世界大戦は,イギリスの無制限潜水艦作戦による打撃を受けたドイツが敗北宣言を行い,終結した。戦後処理のために聞かれたパリ講和会議において対独講和条約が調印され, ドイツは海外の植民地をすべて失ったが,賠償支払いの義務は免除された。

5 第一次世界大戦の終結後,国際平和の維持を求める気運が高まるなか,アメリカ合衆国大統領ウィルソンが提唱した十四か条の平和原則に基づいて国際連盟が発足し,日英米をはじめとする戦勝国のほか,敗戦国であるドイツも加盟することとなった。

解答

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