平成22年度 人文科学 裁判所一般職

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問題

世界史上に存在した帝国又は王朝に関する記述として最も適当なのはどれか。

1 前1000年ころに都市国家として成立したローマは,前6世紀末に王を追放して共和政となったが,実質的には少数の貴族が構成する元老院が国政を支配していた。しかし,ポエニ戦争で地中海全体をほぼ制覇したことによりローマ帝国が築かれると,元老院は支配権を失った。

2 隋末の反乱のなかで挙兵した李淵は隋を倒し,長安を都とする唐王朝を樹立した。唐はその後,北方の突厥を服属させ,高句麗・百済を滅ぼすなどして大帝国に成長した。その帝国を支えたものは均田制,租庸調制と,それらを土台として唐が創設した府兵制という軍事制度であった。

3 百年戦争を経て中央集権化への道を進めていたフランスにも旧教・新教間の宗教対立がおこり,それがユグノー戦争という内乱に発展した。内乱のなかフランスの王位についたブルボン家のルイ13世は,ユグノーにも信仰の自由を与えるというナントの勅令を出して,この内乱を終結させ,その後に続くブルボン王朝の絶対王政の基礎を築いた。

4 16世紀にモスクワ大公イヴァン4世によって専制政治の基礎が築かれたロシアでは, 17世紀には,それ以後300年余りにわたって専制支配を続けたロマノフ王朝が成立した。とくにピョートル1世は,プガチョフの農民反乱を鎮圧してシベリアを領土に組み込むなどして大帝国を形成していった。

5 ティムールの子孫であったバーブルによって,その端緒が築かれたムガル帝国は,第3代アクバルの時代に,官僚制度の整備などによって,帝国統治の基礎が築かれた。またアクバルはジズヤを廃止するなどして,イスラーム教とヒンドゥー教との融合をはかって帝国の安定に尽力した。

解答

5

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