平成22年度 人文科学 国税専門官

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問題

税の歴史に関する記述として最も妥当なのはどれか。

1 西ヨーロッパでは,中世の封建社会の成立により国王の権力は絶大なものとなり,国王と封建的主従関係を結んだ諸侯や騎士たちは,有していた独自の課税権を国王によって鶴奪され,荘園においては,農民は保有地での生産の一部を直接国へ納めることが義務づけられた。

2 唐においては,安史の乱以後,地方の節度使が台頭し,中央政府の統制カが弱まっていたが,皇帝の玄宗は中央集権化とともに財政再建を図り,隋から続いていた両税法を廃止して,里甲制を実施し,租税台帳(賦役黄冊)や土地台帳(魚鱗図冊)を整備した。

3 ウマイヤ朝においては,アラブ人以外の者だけに地租と人頭税の両方が課せられていたが,後のアッバース朝においては,アラブ人の特権はしだいに失われ,イスラーム教徒であればアラブ人以外の者であっても人頭税は課せられないこととなった。

4 絶対王政下のフランスでは,財政危機に陥った国王ルイ16世が自ら三部会の開催を要求し,免税特権を有していた第一身分の聖職者,第二身分の貴族からも徴税を行おうとしたが,テュルゴー,ネッケルら貴族からの激しい抵抗にあい,三部会の開催を断念した。

5 明治初期の日本では,それまで物納であった年貢に代わり,金納による全国一律の地租が導入されたが,その後の政府の財政悪化に伴い,税率が地価の2.5%から3%に引き上げられたため,地租の負担の軽減を求めた農民による血税一揆が各地で起きた。

解答

3

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