平成22年度 人文科学 東京都庁・特別区

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問題

中国の秦又は漢に関する記述として,妥当なのはどれか。

1 秦の始皇帝は,世襲に基づく分権的な封建制に代わって,法律と官僚制を通じて都の長安から全領域を直接統治する中央集権体制を築こうとし,中央から官僚を派遣して統治させる郡国制を全土に施行した。

2 秦の始皇帝が没すると,全土で反乱が発生し,反乱勢力のうち,農民出身で指導者として人望の厚かった項羽と,楚の名門出身の劉邦が相次いで長安を占領し,秦は統一からわずか15年で滅びた。

3 項羽を倒した劉邦は皇帝の位につき,洛陽を都とした前漢を建て,その後前漢は郡県制を行いつつ,外戚や諸侯の実権を奪ったために黄巾の乱が起こされたが平定し,武帝の頃までに中央集権体制を確立した。

4 社会の儒教化を急進的に進めた前漢は,豪族の反発や呉楚七国の乱という農民の反発を招いたため,前漢の王族の一人劉秀が咸陽を都とした後漢を建てたものの,赤眉の乱によって,魏に滅ぼされた。

5 漢代には歴史書の編纂へんさんも盛んになり,司馬遷の「史記」,班固の「漢書」が完成し,「史記」や「漢書」が採用した本紀と列伝からなる紀伝体という形式は,後世の歴史書で盛んに用いられた。

解答

5

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