No.1 3 平成23年度 特別区I類 事務専門

問題

民法に規定する占有権に関する記述として、妥当なのはどれか。

1 占有者がその占有を奪われたときは、占有回収の訴えにより、その物の返還及び損害の賠償を請求することができるが、悪意の占有者は、占有回収の訴えを提起することが一切できない。

2 善意の占有者は、占有物から生ずる果実を取得できるが、善意の占有者が本権の訴えにおいて敗訴したときは、占有開始時から悪意の占有者とみなされ、占有開始時からの果実を返還しなければならない。

3 占有者が占有物を返還する場合には、占有物の保存のために支出した必要費を回復者から償還させることができるが、悪意の占有者は、回復者に対して償還請求することができない。

4 悪意の占有者は、占有物が占有者の責めに帰すべき事由によって滅失又は損傷した場合、その滅失又は損傷によって現に利益を受けている限度において賠償する義務を負う。

5 占有者は、その善意、悪意を問わず、占有物の改良のために支出した有益費については、その価格の増加が現存する場合に限り、回復者の選択に従い、その支出した金額又は増加額を償還させることができる。