No.1 5 平成23年度 特別区I類 事務専門

問題

民法に規定する質権に関する記述として、妥当なのはどれか。

1 質権の設定は、債権者にその目的物を引き渡すことによって、その効力を生ずるため、同一の動産について数個の質権を設定することはできない。

2 質権者は、自己の責任で質物について転質をすることができ、この場合、転質をしたことによって生じる不可抗力による損失については、責任を負わない。

3 動産質権者が、第三者に質物の占有を奪われたときは、占有回収の訴えによってのみ、その質物を回復することができ、質権に基づく回復請求により、その質物を回復することはできない。

4 質権設定における目的物の引渡しには、簡易の引渡しはもとより、占有改定や指図による占有移転も含まれる。

5 質権者がいったん有効に質権を設定した後、質権設定者に質物を占有させても質権は消滅することはなく、動産質にあってはその質権をもって第三者に対抗することができる。