平成20年度 社会科学 国税専門官

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問題

国家領域と海洋に関する記述として最も妥当なのはどれか。

1 国家領域は,領土,領海,領空の三つからなる。このうち領海については沖合12海里までとされていたが,沿岸国が領海域を拡大しようとする傾向が強まったため, 1982年の国連海洋法条約によって,沖合200海里までが領海とされた。

2 領空は,領土の上空と領海の上空を指し,国家の主権を及ぼすことができる。ただし,1966年に採択された宇宙条約においては,宇宙空間は国家による取得の対象とならないと定められており,領土の上空で、あっても宇宙空間にまでは国家の主権が及ばない。

3 グロティウスは,通商を円滑に行うためには船舶が自由に航行し,港に寄港することが必要であるとして,領海であると公海であるとを間わず,すべての船舶は自由な航行を保障されなければならないとする原則を主張し,後に国際慣習法として確立された。

4 沿岸国は,その領海の外であっても,排他的経済水域を設けることができる。この海域における漁業資源については,沿岸国が排他的開発権をもつことができるが,海底資源については人類共有の資源とされ,沿岸国の排他的開発権は及ばない。

5 公海については自由に使用することが認められてきたが,近年は海洋汚染が激しくなったこと,排他的経済水域の設定により公海の範囲が著しく狭まったことなどの理由から,公海における経済活動についても,国際海事機関(IMO)の許可が必要とされることとなった。

解答

2

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