英検(実用英語技能検定)

最初に大学生や社会人向けのことについて書きます。その次に、高校生、中学生向けのことを書きます。

【大学生や社会人向け】評価されるのは英検1級か、少なくとも準1級

英検と言えば中学生ではほとんどの人が受験しており、最近は小学1年生でも3級を受けたりしていて受験会場での迷惑話が出たりしていますが、社会人になっても英検が使えることがあります。

それは、英検1級を持っていればTOEIC860点以上として見なしてもらえることが多いからです。

中には準1級でもTOEIC860相当だという人もいるでしょう。ですが社会人における英検の評価はTOEICに比べたら低いので、1級がTOEIC990なんてことは絶対にありません。準1級は700点後半から800点前半くらい。1級はどんなに盛っても900点弱くらいです。

英検準1級、1級は国家公務員試験でも25点加算してもらえます。国家公務員試験の場合は準1級と1級の区別は筆記試験上はありません。ですが、採用時には心証にかかわってくるかもしれません。

民間企業の就職活動の場合、準1級なら「そこそこちゃんと勉強してきた大学生」、1級なら「英語を軸に活躍してもらえる要員」として認識してもらえます。2級以下は履歴書に書くべきではありません。

また、就職時に英検が役に立たなくても、就職後に企業内の評価で使えることがあります。大企業ほど昇級には資格が一定数必要な人事制度を備えており、その資格群の一つとして英検があることがあるのです。もちろんTOEICやTOEFLの方を企業は評価していますが、英検もおまけとして資格の一覧としているのです。

中には英検1級しか評価しないという企業もあります。ですが準1級も評価するという企業も私は知っています。

1級を取っておけば公務員試験を受けるにも、民間企業に就職するにもほぼ間違いないですが、1級が難しいのなら準1級でも十分です。

英検を取ろうと思っている大学生や社会人は、少なくとも準1級、できれば1級の取得に向けて努力すべきです。

【中学生高校生向け】中2までに準2級、高校2年までに準1級

英検受験者がとても多い中学生から書きます。私は大学生の頃、バイトで塾講師と家庭教師をしていましたが、ほとんどの中学生は中2までに4級、中3までに3級というのがスタンダードです。これは今も昔も変わらない基準だと思います。

ですが生徒のレベルによって差はあります。

進学校を目指している生徒だと、中2までに3級か、中3一学期中に3級を取ります。そして1学期中か、2学期中に準2級です。2学期は受験で忙しくなることからしても、できるだけ1学期までに英検は取得済みにしておくべきです。

勉強法は簡単です。とにかく単語を覚えることです。旺文社の「英検2級 でる順パス単」がおすすめです。必ず音声無料ダウンロードを使って、音で聴きながら勉強しましょう。

英語は高校受験でも大学受験でもとにかく単語をどれだけ覚えてるかで力に差がでます。高校入試で必要な単語以上に覚えても損はしません。高校でその分楽になるので、覚えられるだけ覚えてしまうのが得策です。

中3

まず、英検4級を持っている人でも、持っていない人でも、1学期中に3級は必ず取るようにしましょう。わざわざ4級をとってから3級を取る必要はありません。いきなり3級を受けるべきです。

1学期で3級に受からなかったら、2学期にまた3級を受けます。もし1学期に3級に受かったのなら、2学期は準2級を受けます。

私がすすめているスケジュールは、中3一学期までに準2級を合格してしまうことです。そして二学期は2級にチャレンジします。中学生の間に2級に合格しておくと高校でとても楽になります。

私は二学期に準2級に合格しましたが、一学期のうちに取っておけば良かったと思いました。

中2

1学期の間に4級合格を目指します。もし不合格だったら必ず2学期中に4級を取ります。

1学期に5級を受ける人が居ますが不要です。5級は受ける必要はありません。

できれば2学期、3学期中に、3級を取得します。つまり2年生の間に3級まで取っておくべきです。

さらに進学校を目指す人は、2年の3学期までに準2級合格を目指しましょう。2年で準2級まで行っていれば上出来です。

中1

中1の範囲の英検は5級ですが、5級は受ける必要はありません。4級からにしましょう。中1の3学期までに4級合格を目指すのがハイレベルです。中1の間に4級を取っていればとてもスムーズに中2の英語を勉強することができます。

中1で英検4級合格に必要なことは、単語暗記だけです。とにかく単語力です。単語さえ覚えていれば簡単に4級に合格できます。学校の勉強だけではまったく単語が足りません。「教科書に載っていないから・・・」という言い訳はやめて、英検4級の単語が載っている旺文社の単語帳を買ってきてひたすら覚えましょう。

高2

高校2年の3学期までに英検準1級を目指します。これはもちろん、センター試験の英語を満点扱いにするためです。

英検準1級はそれほど難しくありません。あんまり勉強してない大学生でも準1級は受かります。そして大学ではほとんど英語は勉強しないに等しいので、英語力というのはほとんどが高校生のうちに決まるのです。

難関大の英語を勉強しているなら、準1級は割りと簡単です。できるだけ暇な高2の間に合格してしまい、高3は大学入試本試験の勉強に専念できるようにします。

高1

2級を取っていない人は2級を急いで取ります。そして準1級の勉強を開始します。高校2年までの目標は、英検準1級に合格して、センター試験の英語を満点扱いにしてしまうことです。センター試験当日に英語を受験しなくていいのですから、負担軽減は計り知れないほど大きいです。センター試験が近づくとわかりますが、大学の本試験と比べてセンター試験は簡単とはいえ、実際はかなりの負担です。できれば科目が少ないにはこしたことはないので、免除できる制度は徹底的に使うべきです。どんなに苦労しても、準1級は必ず前もって合格しておきましょう。

高3になってから英検をとろうとするのは遅すぎます。2年までに合格することを目標にしましょう。

英検は一生もの、TOEICは賞味期限2年

本来なら英検もTOEICのように有効期限を付けて、何度も受け直しをさせるべきなのですが、現在はそのような制度になっていません。

私は個人的には現在の制度が気に入っています。取ったら一生ものというのは受験者にはとても嬉しいことです。TOEICやTOEFLは「合否」がわかるものではなく、単なる点数なので、合格証を得たときの達成感みたいなものがありません。

高校生のうちにTOEICを受けてセンター試験の英語が免除になっても、大学3,4年の就活時にはまたTOEICを受験することになります。英語というのは勉強してないと点数が落ちてきますから、熱心に勉強している時期に良い結果を出して、その結果をその後も使い回すことが重要です。

TOEICは高校より大学のほうが良い点数がでるとは限らないので、後に受けたからといって高得点になるわけでもないのです。

私は英検準1級か1級を取得してその後、就活などに使えるようにした方が有利だと思います。