情報セキュリティマネジメント試験の受験票が到着 申込者数22,903人は基本、応用よりも少ない

先日情報セキュリティマネジメント試験の受験票が到着しました。

気がついたことは今まで試験地として一度もあたったことのないところにあたったということです。他の国家資格なども含めて、今までに何回も行っている場所ですが情報処理試験としては初めてです。

こうなったのは情報セキュリティマネジメント試験の申込者数があまりにも少なく終わってしまったということでしょう。基本情報の64,904人よりも圧倒的に少ないですし、応用情報の46,147人の半分くらいです。

さらには情報セキュリティ”スペシャリスト”試験の27,769人よりも少ないのです。

情報セキュリティスペシャリスト試験に受からない人が、より簡単な情報セキュリティマネジメントに流れるのではないかという観測もありましたが、まったくあたらない観測におわりました。

1年前の情報セキュリティスペシャリスト試験では27,339人の申し込みがあったのです。つまり情報セキュリティスペシャリスト試験は前年より1.6%増えています。ほとんどの情報セキュリティスペシャリスト試験を取りたい層は、今回も情報セキュリティスペシャリストを選択したと言えるでしょう。つまりある程度専門性がある人からは情報セキュリティマネジメント試験は見向きされていないことがわかります。

ITパスポート試験はCBT化される前は6万人ほどの受験者がいました。それがCBT化してからITパスポート試験の受験者数が激減したわけですが、この6万人の人たちが情報セキュリティマネジメント試験を受けてくれるに違いない、と踏んでこの新しい情報セキュリティマネジメント試験という試験種を設置したのは間違いないでしょう。

ですが結果はたった2万人という残念な結果です。情報セキュリティスペシャリスト試験は現政府がサイバー防衛に力を入れ始めたので、「国策に売りなし」ということで増えているんでしょうが、情報セキュリティマネジメント試験は見向きされているとは言いがたいです。

私の試験会場は駒場キャンパスです。おそらく都内の人はほとんど駒場になるんではないでしょうか。ここで試験の類があって悪い結果になったことは一度もないので余暇のつもりで受けてこようと思います。