情報セキュリティマネジメント試験を受験して判明した試験対策法

以前に情報セキュリティマネジメント試験の勉強法を掲載しました。

そのときは第一回目の試験が実施される前として事前情報が少ない中でどのように対策すればよいかに焦点を定めて記載していました。

ですが第一回目の試験が実施されたので過去問題が手に入るようになり、私は実際に当日受けてきたのでその上でどのような試験対策が有効か再考してみました。

まずはアイテックの過去問が出るのを待つ

解説が欲しい人はアイテックの問題集を使いましょう。おそらく一番素早く出版してくるのは大手資格予備校でしょうが、あまり質が高くありません。私は大手書店で過去問題集を一通り目を通していますが最もまともな(誠実な)解説を用意しているのはアイテックだと判断しています。

とはいってもまだ1回目の試験しか実施されていないので過去問題の分量が圧倒的に足りていません。アイテックの問題集がどうなるかは私はわかりません。過去問題だけの薄い本になるかもしれませんし、独自に作った予想問題集もくっついて販売されるかもしれません。

どちらにしても過去問題が足りていないことは試験対策としてまずいので、以下のように他の試験種の過去問題を活用して対策をします。

午前対策はITパスポートの過去問

午前試験の対策はITパスポートの過去問題で十分です。ある程度午前試験に自信がある人はほどほどで午前対策はやめて午後試験対策に移りましょう。

情報セキュリティマネジメント試験の午後試験はそれなりに面倒なのでどちらかというと午後試験の対策に時間をかけたほうがいいです。

午後対策は情報セキュリティスペシャリスト試験の午後Iの1問目を解く

情報セキュリティスペシャリスト試験は午後Iと午後IIとありますが午後Iの過去問を使います。

IPAの公式サイトに過去問と解答が載っていますが「解説」はIPAのサイトにありません。もし解説が必要な人はアイテックの情報セキュリティスペシャリストの過去問題集をおすすめします。解説がなくとも理解できるならIPAの過去問PDFファイルだけで十分です。

情報セキュリティスペシャリストの午後Iは大問が3つでてそのうち2つを選択するものですが、情報セキュリティマネジメント試験対策としては最初の1問目を解けば十分です。

情報セキュリティスペシャリスト試験の午後Iの問題は、3問のうち1問目が比較的やさしく作られています。これは毎回変わらない傾向です。

よって一番簡単な1問目を過去問を遡ってできるだけ多く解きます。これは情報セキュリティマネジメント試験の午後問題より若干難しい程度の難易度です。

試験対策としては本番より少し難しいのを解くというのは資格試験の定石です。予備校の講座もたいてい本番試験より若干難しくして講義していると思います。

もし午後Iの問題1をすべての実施回分解き終わってしまったら午後Iの問題2,問題3も解くとよいでしょうが、これは情報セキュリティマネジメント試験対策としては過剰な難しさになってしまうと思います。

まとめ

  1. まずアイテックの過去問を解く 予想問題は解かなくてOK
  2. 午前対策はITパスポートの過去問
  3. 午後対策は情報セキュリティスペシャリスト午後Iの過去問のうち最初の問題のみ
  4. (任意)時間があまったら午後Iの過去問のうち2,3問目も解く

この方法で情報セキュリティマネジメント試験は対策ができると思います。最も重視するのは過去問だということ。これはどの国家試験にも共通することです。過去問をとくことを第一に対策しましょう。