合格証書の署名というのはとても重要です。
小泉純一郎氏が厚生大臣だったころに発行された医師免許証、麻生太郎氏の名が入った税理士試験合格証などです。
情報処理技術者試験については、橋本龍太郎元通商産業大臣の名が入った合格証書を所有している人も居るようです。私が初めて情報処理技術者試験を受けたのが学生の頃、応用情報でしたから、いらない大臣の署名が入っています。
さてその署名として小渕優子元経済産業省大臣の合格証書が欲しかったのは私だけではないはずです。ですが、残念ながら二ヶ月も就任しませんでした。
その間に春期試験、秋期試験の合否判定が行われていないため、当然小渕優子の名で決裁が行われることはありませんでした。
随時実施されているITパスポート試験は、一ヶ月分をまとめて決裁をとり、その分の合格証書を発行するという月次業務になっているようです。
どうやら小渕優子元大臣が決裁したITパスポート試験はたった一ヶ月分しかないようでして、その間に受験した人だけが合格証書をもらえたレア物になっています。
小渕優子氏は親中派であると同時に、日本初の女性内閣総理大臣の筆頭有力候補として目されていたので、経済産業省大臣の辞任劇のときには陰謀論もささやかれました。
事前調査で不正がわかっていたものの、議員のまま問題化するよりは閣僚という立場にあって問題化したほうがダメージが大きいという計算で、あえて入閣させたという「一つの見方」です。
甘利さんは経済産業大臣ではない経済再生担当大臣を辞任してしまいましたが、以前は経済産業大臣をやっていましたし、甘利明や橋本龍太郎や小渕優子のような署名が入っている合格証の方が明らかに映え具合が違います。