2016年秋期試験はどの試験種を選ぶか悩むときの選択方法

私がこの記事をかいている今現在2016年秋試験の申込期間中です。

このとき多くの人が悩むのがどの試験を受けようかということです。

学生なら、基本情報から受けようか、それとも一気に応用情報を狙うか、といったことでかなり悩みます。これは私が学生のときに実際悩んでいたことです。

受けないのも手

特に必要に迫られてない学生の人は受けないのも手です。私が学生のときに同期の人によくあったパターンですが、応用情報を申し込んでいたはずなのに休日明けの月曜にきいてみたら受けなかったというのがありました。

「受験費用5100円を放棄するのと、貴重な日曜日を試験で放棄するのとを天秤にかけて、日曜という貴重な時間を自由に使うことを選んだ」という理由でした。

こういう考え方も一つです。時間は重要です。

 

これが情報処理技術者試験にありがちな欠点なのですが、試験に合格してもさほどメリットがある試験ではないので、試験当日、しかも日曜日の朝にしっかり起きるというのが最大のハードルです。

特に基本情報、応用情報、情報セキュリティマネジメント試験は午前試験の免除がないので高度試験より朝がキツイです。

悩んだら簡単な方を選んでおくと後悔が少ない

私は学部2年生のとき、最初に受けた情報処理技術者試験がネットワークスペシャリストでした。結果不合格だったんですが、そのとき思ったのがせめて同期のほとんどが受けていた応用情報にしておけばよかったというものでした。

情報処理技術者試験で最も客観的に評価されるのはシステム監査技術者とプロジェクトマネージャだと言われています。「ITストラテジストじゃないの?」と思われる方もいるかもしれませんし、実際私は学生の頃はそう思っていましたが、実際はちょっと違います。このことは別掲します。

だからシステム監査技術者とプロジェクトマネージャに焦点をしぼって、これをなんとしてでも取ろうと受験して毎回落ちてしまい、何一つとして情報処理技術者試験に合格できないよりかは、応用情報や基本情報や情報セキュリティマネジメントやITパスポートのように本当に簡単なものでもいいので、小さな成果を1つずつ積み上げていったほうがモチベーションが続きやすいのも事実です。

よくある悩みは、次の秋試験で応用情報を受けようか、最後の実施となる情報セキュリティスペシャリストを受けようかというものらしいです。両方とも半年に1回実施されていますし、応用情報の次に難しいとされているのが情報セキュリティスペシャリストなので、どちらを選ぶべきかというのは悩みどころでしょう。

情報セキュリティスペシャリストに絶対合格できるという自信がないのなら応用情報にしておいたほうがあとで後悔がないと思います。絶対受かるというのなら秋に情報セキュリティスペシャリストがおすすめです。応用情報は春にでも受ければいいでしょう。

2ヶ月後にやる気があるのかどうか予測できたら完璧

情報処理技術者試験にありがちなこととしては、試験申し込みをした時点ではやる気に満ち溢れているものの、試験当日になると本当に面倒くさくなって試験に行くのが億劫になるというパターンです。これ、実際に本当によくあるようです。

10月の試験日前に十分に時間がとれるか、受験を邪魔するものがないかどうかよく調べておきましょう。その頃に繁忙期があるとしたら要注意です。

秋試験の頃は気候がちょうどよく私は春試験よりも秋試験が好きなので、秋試験の方が行くモチベーションは高くなりますが、これは個々人によって違うのでよく考えてから申し込んだほうがいいです。

学生の人へのおすすめ

理系の学部1年だったら基本情報を狙ってみましょう。また高校生以下の場合、無勉強で受かる自信があるなら基本情報を受けてみていいでしょう。ですが、無勉強では厳しく勉強しなくちゃいけないという場合は、素直に高校の勉強をした方がいいです。理科三類も余裕で受かるレベルでもう勉強することがないというくらいになったら高校生の間に勉強してもいいと思いますが、そうでないかぎりは大学生になってからで十分です。

学部2年だったら応用情報を狙ったほうがいいです。3年以上だったら情報セキュリティスペシャリストかネットワークスペシャリストも可能です。

文系かつ将来SEの選択肢も排除していない場合は、就職したら応用情報を取るように言われるはずなので、応用情報がおすすめです。応用情報に受からず非常に苦労している文系SEの人が多いです。学生のうちから応用情報をなんとか取得しておくと就職してから楽になるでしょう。

趣味としてプログラミングをしてWordPressをいじったり、JavaやC#でWebアプリケーションを作ったり、デスクトップアプリやスマホアプリを作ってみたいという人は基本情報を取っておくのがおすすめです。プログラミングをする上で強力なアドバンテージになります。応用情報は組織内での業務要素が強いので、個人の趣味としてのソフトウェア制作には必要ありません。

またSEを目指す人の場合、アルゴリズムとデータ構造がわからないSEが書いたシステム設計書は本当にひどいらしいので、たとえプログラマでなく要求定義や機能設計=基本設計を作成するSEになるとしても、基本情報レベルのプログラミングやアルゴリズムはできてほしいものです。